突然ですがみなさんは、指一本でパソコンやスマホが操作できますか？

おそらく、できないことはないけど「やりづらさ・不便さ」を感じるのではないでしょうか。

病気や障害を持つ方々の中には、手足が自由に動かなかったり、言葉がうまく伝えられない、

目が見えないなどの影響で、皆さんが普段何気なく行っている買い物や仕事などに困難さを抱えている方がいます。

こうした方々が生活の困難さを解消し、再び人や社会との交流を自由に行えるようになるために、

作業療法士による支援の方法として環境制御装置などのアシスティブテクノロジーを活用することがあります。

※アシスティブ・テクノロジーとは、テクノロジーを活用して活動や生活より良くなるように支援する技術のことです。

このような道具をその人の身体や生活に適合するように調整して提供することで、スマホでLINEができたり、

amazonで買い物ができたり、場合によっては遠隔でぼっちゃなどのスポーツイベントに参加することだってできます。

今回、作業療法学科の授業の一環として、健和会補助器具センターの作業療法士である太田智之先生にお越しいただき、

学生が手作りした入力スイッチを環境制御装置に接続してパソコン操作などを体験しました。

このように、手元の小さなスイッチ一つで簡単な日常会話からワードの操作まで行うことができました。

こうした機能は手持ちのパソコンやiPad・スマホなどに標準搭載されている機能もあり、手作りの入力スイッチでも簡単な操作をすることができました。

また、その人の身体の形に合わせたケースを3Dプリンターなどで作成すれば、より操作しやすくなったりもします。

さらに、手が使えない場合には足や頭の動きを使って操作するといった体験もでき、とても充実した授業となりました(#^.^#)

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