理学療法学科夜間部2017年3月卒業
柿山 知子 先生
今回お話を伺ったのは、理学療法学科 夜間部卒業の柿山 知子さんです。今春にはお仕事を海外にうつす予定の柿山さん。とても明るく、夜間部の魅力をたくさん語ってくれました!
Q:理学療法士になろうと思ったきっかけを教えてください。
大学を卒業して社会人実業団でソフトボールをやっていました。当時から、身体の仕組みや動かし方、ケガの予防法など、調べたり、考えたり、やってみる事が好きでした。それを活かせる職業がないかと調べたら、理学療法士が一番近いかもしれないと思いました。
また、国際協力にも昔から興味がありました。手に職と技術を身に着けて何かできないかと考えた時に、海外協力隊のHPの要請職種に理学療法士を見つけました。理学療法士になれば、将来的に海外協力隊としてもやっていけるかもしれないと思った事もきっかけの1つです。
Q:社医学を選んだ理由はなんですか?
前職を12月に退職し次年度の受験を考えていた時、知り合いの理学療法士にまだ間に合う学校があるのではないかと言われ、探したら社医学を見つけました。夜間部があった事と、まだ社会人入試の募集があったため受験を決意しました。
他校も見学に行きましたが、社医学はみんなが挨拶をしてくれて雰囲気が良かった事が印象的でした。また、歴史がある事、入試倍率が高かった事で信頼できるしっかりしている学校だと思いました。学費が安かった事も決め手になりました。
Q:夜間部の魅力を教えてください。
入学する前はスポーツをやっていた事もあり、同じ目標に向かう同年代の仲間がいることが当たり前でした。しかし、社医学の夜間部に入学したら、いろんな年代、生き方、生活が違う人たちがクラスメイトになりました。
社医学に入らなければ出会えなかった多様性のある人たちと出会い、自分の生き方、考え方が劇的に広がりました。これは夜間部ならではだと思います。
夜間は学校で学び、昼間は社医学のアルバイト紹介制度を利用して日本女子体育大学のリハビリ助手として働いていました。勉強した事が次の日の仕事にダイレクトに活かす事ができるのはとてもプラスになりました。
また、先生との関係性も魅力の1つです。先生と生徒としてだけではなく「いつか理学療法士になる仲間」として対等に話をしてくれました。授業以外でもいろんな話をした事を覚えています。
Q:社医学時代の思い出を教えてください。
数えきれない思い出があります。クラスのみんな、勉強や仕事で忙しい日々でしたが、学校行事はいつも全力でした。体育祭や文化祭はもちろん、ライフステージが変わったり、節目の年にはみんなでパーティをしたり、絆が深いクラスでした。
仕事で疲れていても、学校に来てみんなと話すとリフレッシュできました。学校が癒しでした。夜間部の魅力なら1時間半は語れます!
Q:お仕事について教えてください。
卒業してから6年間、千葉県の総合病院で勤務していました。青年海外協力隊に合格したことを機に退職し、今春にはアフリカのマラウイに2年間派遣される予定です。マラウイは世界最貧国のひとつといわれており、マンパワーとしても働きますが、地域巡回活動や同僚への技術移転等をしながら総合病院で働く予定です。
前からやりたいと思っていた国際協力。やっとここまできました。我ながらよくあきらめなかったと思います。ただ、行ってからが勝負!!今は楽しみが大きいです。
Q:最後に、理学療法士を目指している方、あるいは社医学を検討されている方にメッセージをお願いします。
理学療法士の仕事は病気をみるというより、その人の人生や生き方、考え方をみる職業だと思っています。理学療法士は人に寄り添う仕事なので、自分の人生経験は豊富なほうがいい。いろんな人や環境に触れる事で、人として深みがでます。
私は社医学でいろんな人に出会い、変わりました。社医学の夜間部はたくさんの刺激を受けるので本当にオススメです!人間性を深めるためにもぜひ社医学へ!
本日はありがとうございました。
インタビュー日:2022年12月