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社会医学技術学院 卒業生インタビュー

「JICA海外協力隊で得た経験を活かし、ベトナムの医療の発展に貢献。」

若宮 亜希子 先生

理学療法学科昼間部2009年3月卒業
若宮 亜希子 先生

若宮 亜希子 先生のプロフィール

高等学校卒業後、社会医学技術学院に入学。卒業後、神奈川県の大学病院に勤務。その後、JICA青年海外協力隊としてベトナムの総合病院に配属。帰国後、2019年4月に株式会社メディヴァ入社。医療コンサルタントとしてベトナムの内科クリニック運営などに携わる。

Q:理学療法士を目指したきっかけや、社医学を選んだ理由を教えてください。

中学、高校とバスケットボールに打ち込んでいました。将来はスポーツに関わる仕事がしたいと考えた時に理学療法士を知り、目指すことにしました。社医学を選んだのは、昼間部は3年で卒業して臨床に出られることや高校の先輩が社医学に通っていたことが決め手です。

Q:社医学時代の思い出やエピソードを教えてください。

クラスメートみんな仲が良く、テスト前には友達の家に泊まり込みで一緒に勉強したり、休日にはスノーボードや温泉旅行に出かけたりしました。年代はさまざまですが、「理学療法士になる」という同じ目標を持った仲間なので団結力が強かったです。

若宮 亜希子 先生

(学生時代の恩師、小林先生と)

Q:JICA海外協力隊に参加したきっかけと、活動について教えてください。

大学病院に勤務して理学療法士としてある程度経験を積んだ時に、このまま病院で臨床を続けるのか、外の世界を見るために踏み出すのかを考えました。海外での活動にも魅力を感じ、理学療法士のスキルを活かして途上国の支援をしたいと考え、JICA海外協力隊に参加しました。

JICA海外協力隊ではベトナム南部の総合病院に配属され、2年3ヶ月働きました。患者さんの治療や現地の理学療法士への技術指導のほか、ベトナム全土の協力隊隊員が配属されている病院から現地スタッフと隊員を集めて勉強会を開催しました。JICA海外協力隊での活動を通して途上国の医療の未熟さを目の当たりにし、日本の医療技術でもっと世界の支援をすべきと実感しました。また、理学療法士には海外など活躍できるフィールドがたくさんあると感じました。

Q:現在の仕事に就いたきっかけや、仕事内容について教えてください。

ベトナムでの活動時に現地の方々から言語や生活面で多くのサポートをいただき、日本に帰国後もベトナムに恩返しがしたいと思っていました。その時に、国内外の医療機関の経営コンサルティングなどを行っている株式会社メディヴァがベトナムにクリニックを展開すると知り、今度はビジネスとしてベトナムの医療の発展に貢献したいと考えて入社しました。

現在はその内科クリニックの事務長として、運営管理、現地スタッフのマネジメント、患者対応、医療通訳などさまざまな業務を行っています。主な患者さんは現地の日系企業に勤めている日本人や外国人の駐在員で、途上国で頑張っている方々が安心して利用できる医療機関の運営を目指しています。患者さんのサポートをする中で感謝の言葉をもらえると嬉しく感じます。

Q:それでは最後に、理学療法士を目指している方、あるいは社医学を検討されている方にメッセージをお願いします。

私は外の世界に踏み出して多くの人に出会ったことで、医療や社会に関して視野を広げることができました。理学療法士の活躍の場は、ボランティア活動や一般企業など、医療機関以外にもたくさんあります。知識やスキルを身につけて自分の理学療法士としてのスタイルを確立し、さまざまな場所で活躍してほしいと思います。

本日はありがとうございました。

インタビュー日:2022年11月

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