理学療法士がトレーナーとして、車いすラグビー日本代表チームをサポートする様子|社医学ブログ|専門学校 社会医学技術学院|理学療法士・作業療法士養成

理学療法士がトレーナーとして、車いすラグビー日本代表チームをサポートする様子
2025年11月28日社医学からのお知らせ

先日までタイで開催されていた「車いすラグビーアジア・オセアニア大会」では、日本代表チームが見事に全勝優勝を飾りました!

 

この大会の参加国は、オーストラリア/ニュージーランド/韓国/タイ/マレーシアで、総当たりで対戦し来年の8月にある世界選手権の切符をかけた大切な試合でした。

 

日本チームは優勝したので、世界選手権の切符を手に入れることができました!選手の皆様、スタッフの皆様、本当におめでとうございます!

 

 

※公式Xより引用

 

 

そしてそんな日本代表チームには、社医学理学療法学科の藤川先生もトレーナーとして帯同し、大会期間中の選手たちをサポートしていました!

 

そこで今回は、理学療法士が車いすラグビーの日本代表チームにトレーナーとして帯同している間、どんな活動をしているのか、先日まで開催されていた大会中の様子を藤川先生から紹介してもらいたいと思います!

 

以下、藤川先生より

 


 

 

理学療法士は、選手が良い状態でコートに立てるようにサポートしています。

 

 

試合中には、転倒した選手を起こしに行ったり、怪我を確認したりします。

また、パンクも多いのでパンクが起きた際にはメカニックと一緒にタイヤ交換に行きます。

スタッフもベンチの中外問わず、選手と一緒に戦っています!

 

実際に活動している様子を写真と一緒にご紹介します。

 

 

1.選手とコミュニケーションを取ってどのようなテーピングを張るか相談中

 

→選手の話を聞きながら、選手に最適なテーピングをしていきます。試合の後の調子を確認して次の日につなげていきます。

 

 

 

2.肘伸展に痛みがあるので過伸展しないようなテーピング中

 

→車いすラグビーは男女混合です。女性選手もいます。女性選手は関節が柔らかいです。この競技は激しくタックルするので怪我の予防も必要になります。

 

 

3.競技車に選手を乗せるためにトランスファー

 

→車いすラグビーは競技車に乗って試合をします。一人で乗り移りができる選手もいますが、出来ない選手もいます。その際にはスタッフが介助します。理学療法士は授業でも介助方法を学ぶのでパラスポーツには理学療法士が必要になります。

 

 

4.頸部痛(けいぶつう:首の痛み)に対してのコンディショニング。

 

 

 

5.試合前に肩甲帯(けんこうたい)の可動域を出すためのコンディショニング

 

→車いすラグビーはタックルが激しいので、毎日交通事故にあっているかのような衝撃を受けます。その為、頸部に痛みが出る選手も少なくありません。そのため試合前の短い時間でもコンディショニングを整えていきます。

 

→また、屈強な選手も多いので怪我予防の為、しっかりと試合前に可動域を出していきます。

 

 

6.選手・スタッフも集まって、チームの集合写真

 

 

 

7.見事、金メダルに輝きました!

 

 

 

8.表彰式の様子

 

 

 

9.帰国後、羽田空港で解散式

 

 

 

YouTubeではアーカイブで、試合の中でどのような仕事をしているのか確認することができます。日本vsオーストラリア戦をぜひ見てください!

 

\今すぐYouTubeで観戦する!/

※ハラハラドキドキのラスト30秒、両チームの攻防は見応えアリです!!

 


 

今回は、理学療法士が車いすラグビーの日本代表チームにトレーナーとして帯同している間、どんな活動をしているのか、先日の大会中の様子を藤川先生から紹介してもらいました。

 

もっと詳しく聞きたい、興味のある方がいたら是非、話を聞きに来てください。

 

ちなみに、藤川先生は大会中、代表選手たちと一緒に食事をするなど、交流も深めていたようです。先生、お疲れさまでした!

 

 

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