作業療法士に興味を持ち学校選びをしている方の中には、
「東京にはどんな学校があるの?」
「専門学校と大学はどう違うの?」
「自分にはどの学校が合っているの?」
と迷っている人も多いのではないでしょうか。
作業療法士になるには、国が指定した養成校で3年以上学び、卒業後に作業療法士国家試験に合格する必要があります。東京には、大学、専門職大学、専門学校など、さまざまな作業療法士の養成校があります。
この記事では、日本作業療法士協会の2025年度公開情報をもとに、東京都内にある作業療法士養成校を紹介します。
そのうえで、学校選びで見ておきたいポイントについて詳しく紹介します。
※募集状況や定員、カリキュラムは変更される場合があります。受験を考える際は、必ず各校の公式サイトや募集要項で最新情報を確認してください。
東京都内にある作業療法士養成校
東京都内の作業療法士養成校には、4年制大学・専門職大学と、3年制または4年制の専門学校があります。大学は幅広い教養や研究も含めて学びやすく、専門学校は作業療法士になるための学びに早い段階から集中しやすい点が特徴です。
大学・専門職大学
杏林大学 保健学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻
昼間部4年制 定員50名
杏林大学は、三鷹市にある4年制大学です。医学部付属病院と連携した教育が特色で、医療系大学ならではの環境で学べます。
特定機能病院での臨床実習を通して、さまざまな疾患や医療現場を知ることができるため、医学的な知識を深めながら、患者さんに寄り添う作業療法士を目指したい人に向いています。
東京工科大学 医療保健学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻
昼間部4年制 定員40名
東京工科大学は、大田区の蒲田キャンパスで学ぶ4年制大学です。WFOT認定校で、国際基準を満たす作業療法教育や海外大学との交流に力を入れています。
入学後早期から段階的に臨床実習を行い、地域や関係機関と連携しながら実践力を育てる点が特徴です。国際的な視点や地域連携に関心がある人に合う学校です。
東京都立大学 健康福祉学部 作業療法学科
昼間部4年制 定員40名
東京都立大学は、荒川区にキャンパスがある公立大学です。4年間で、病気や障がい、作業療法の知識、支援技術を幅広く学びます。
国際基準を満たすカリキュラムと充実した設備を備え、保健・医療・福祉だけでなく、行政や研究など多様な進路も視野に入れられる点が特色です。学問として作業療法を深く学びたい人にも向いています。
帝京平成大学 健康メディカル学部 作業療法学科
昼間部4年制 定員60名
帝京平成大学は、豊島区の池袋キャンパスで学ぶ4年制大学です。1年次は人の理解や作業療法への興味を深め、2年次以降に専門基礎、治療学、臨床実践へと進む段階的なカリキュラムが組まれています。
身体障害、精神障害、発達、老年期、地域など幅広い領域を学べるため、作業療法士の活躍の場を広く知りたい人に向いています。
東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科 作業療法学専攻
昼間部4年制 定員30名
東京医療学院大学は、多摩市にある4年制大学です。1学年30名の少人数教育が特色で、教員の目が届きやすい環境で学べます。
実習前セミナーやOSCEを行い、安心して臨床実習に臨めるよう支援している点も特徴です。グループワークや演習も多く、医療職に必要なコミュニケーション力を伸ばしたい人に向いています。
東京保健医療専門職大学 リハビリテーション学部 作業療法学科
昼間部4年制 定員80名
東京保健医療専門職大学は、江東区にある4年制の専門職大学です。医療・福祉だけでなく、スポーツ、ヘルスケア、教育、ビジネス、テクノロジーなど、作業療法士の活躍領域を広く捉えています。
「好き」や「得意」と専門知識を掛け合わせたキャリア形成を打ち出しており、新しい分野で作業療法を活かしたい人に向いています。
専門学校
専門学校 社会医学技術学院 作業療法学科
昼間部3年制 定員30名
専門学校 社会医学技術学院は小金井市にある専門学校で、開学から53年、4,000名以上の卒業生実績の伝統ある老舗の養成校です。2025年に3年制の作業療法学科 昼間部を開設し、少人数の環境で作業療法士を目指せます。
対象者のさまざまなニーズに応じた治療を考える演習や、主体的に問題を解決する学びを重視している点が特徴です。東京・関東エリアの実習施設で、現場に近い学びを経験できます。
多摩リハビリテーション学院専門学校 作業療法学科
昼間部3年制 定員40名
多摩リハビリテーション学院専門学校は、青梅市にある3年制専門学校です。「現場を知り、患者さまを知る」セラピスト育成を掲げています。
基礎医学から評価法、治療学、日常生活活動、地域作業療法まで段階的に学び、実習を通して技術面を磨ける点が特色です。3年制で早く社会に出たい人や、多摩地域で学びたい人に向いています。
東京YMCA医療福祉専門学校 作業療法学科
昼間部3年制 定員30名
東京YMCA医療福祉専門学校は、国立市にある3年制専門学校です。YMCAが運営する医療福祉系の学校で、作業療法士として人の生きがいや社会復帰を支える力を育てます。
職業実践専門課程に認定されており、実践的な職業教育を重視している点が特徴です。独自の給付型奨学金制度があるため、学費面を確認したい人にも注目されます。
首都医校 作業療法学科昼間部
昼間部4年制 定員10名
首都医校は、新宿駅近くの総合校舎コクーンタワーで学ぶ4年制専門学校です。AIやICTなど医療現場の変化も意識し、高齢者や障がいのある人の生活技能向上、社会復帰を支える作業療法士を育てます。
少人数制の個別フォローや国家試験対策にも力を入れており、都心で学びたい人や、医療系総合校の環境に魅力を感じる人に向いています。
東京福祉専門学校 作業療法士科
昼間部4年制 定員40名
東京福祉専門学校は、江戸川区西葛西にある専門学校です。作業体験を通して、人の「好き」や価値観に寄り添う力を育てる授業が特徴です。
国家試験対策では模擬試験や確認テストを重ね、弱点を把握しながら学習を進めます。こども分野にも力を入れており、幼稚園教諭二種免許の取得を目指せる仕組みもあります。
日本リハビリテーション専門学校 作業療法学科
昼間部・夜間部各4年制 定員各35名
日本リハビリテーション専門学校は、豊島区高田にある4年制専門学校です。昼間部と夜間部があり、患者さんに「共感できる」作業療法士の育成を掲げています。
実際の患者さんが演習に参加する授業やOSCEを通じて、臨床実習前から観察力、接遇、評価力を高められる点が特色です。現場に近い演習を重視したい人に向いています。
関東リハビリテーション専門学校 作業療法学科
昼間部3年制 定員30名
関東リハビリテーション専門学校は、立川市にある3年制専門学校です。2025年開設の作業療法学科で、3年制による早期の資格取得を目指せます。
学校全体として、3年制、学びやすい雰囲気、就職率、立川の利便性を強みに掲げています。都心西部や多摩エリアから通いやすく、できるだけ早く現場に出たい人に向いています。
作業療法士の学校を選ぶときのポイント
東京には多くの作業療法士養成校があります。学校名だけで選ぶのではなく、自分がどんな環境で学びたいのかを考えることが大切です。
まず確認したいのは、修業年限です。大学や専門職大学は4年制が基本で、専門学校には3年制と4年制があります。
3年制は、作業療法士になるための学びに集中し、できるだけ早く国家試験受験資格を目指せる点が特徴です。4年制は、時間をかけて幅広く学びやすい点が魅力です。
次に、実習や演習の内容も大切です。作業療法士は、人の生活に深く関わる仕事です。教室で知識を学ぶだけでなく、実際の生活場面をイメージしながら、対象者に合わせた支援を考える力が必要になります。
また、少人数で学べるか、先生に相談しやすいか、国家試験対策や就職支援があるかも見ておきたいポイントです。
作業療法士の仕事は対象となる方が幅広く、具体的に仕事をイメージしにくい方がいるかもしれません。だからこそ、オープンキャンパスで授業の雰囲気や先生・在校生の様子を見て、自分に合う学校かどうかを確かめることが大切です。
3年制で作業療法士を目指すなら、社会医学技術学院がおすすめ
東京都内で作業療法士を目指せる学校は複数ありますが、専門学校で3年間集中して学びたい方には、専門学校 社会医学技術学院の作業療法学科 昼間部がおすすめです。
社会医学技術学院の作業療法学科 昼間部の授業時間は9時から16時30分までで、定員は35名です。少人数の環境で、作業療法士に必要な知識や技術を基礎から学びます。
3年制のため、4年制大学よりも早く国家試験受験資格の取得を目指せる点は、高校卒業後にできるだけ早く医療・福祉の現場で働きたい人にとって大きな魅力です。
もちろん、学ぶ期間が短いぶん、授業や実習にしっかり向き合う姿勢は必要です。しかし、将来の仕事に直結する内容を集中して学びたい人には、専門学校の学び方が合っている場合があります。
社会医学技術学院では、受け身で授業を聞くだけでなく、自分で考え、問題を解決していく学びを大切にしています。
作業療法士の仕事では、対象者一人ひとりの生活や気持ち、環境に合わせて支援を考える力が必要です。そのため、演習や実習を通して「この人にとって必要な支援は何か」を考える経験は、将来の現場で役立ちます。
また、社会医学技術学院はJR中央線「東小金井駅」から徒歩3分の場所にあります。新宿方面や多摩エリアからも通いやすく、毎日の通学を考えたときにも便利な立地です。
学校選びでは、学びの内容だけでなく、3年間通い続けやすいかどうかも大切なポイントになります。
さらに、社会医学技術学院は理学療法士・作業療法士の養成校として長い歴史を持ち、卒業生も多く医療・福祉の現場で活躍しています。学校全体としてリハビリテーション教育に取り組んできた確かな実績があります。
まずはオープンキャンパスで作業療法士の学びを体験しよう
作業療法士の学校選びでは、パンフレットやWebサイトを見るだけではわからないことがたくさんあります。授業の雰囲気、先生との距離感、在校生の様子、学校までの通いやすさは、実際に行ってみるとイメージしやすくなります。
「作業療法士に興味はあるけれど、自分に向いているかわからない」という段階でも大丈夫です。オープンキャンパスや学校説明会では、作業療法士の仕事内容や学校での学びについて、直接質問することができます。
東京で作業療法士を目指すなら、大学、専門職大学、専門学校の違いを知ったうえで、自分に合う学び方を選ぶことが大切です。
3年間で作業療法士を目指したい人、少人数の環境で学びたい人、実践的な学びを重視したい人は、社会医学技術学院の作業療法学科 昼間部も進路の候補に入れてみてください。
まずはオープンキャンパスで、作業療法士の仕事や学校の雰囲気を実際に体験してみましょう。