活躍する医療人先輩たちの声

理学療法学科夜間部卒業生で、現在は医療法人社団 輝生会本部の
回復期生活期支援部部長を務められている山中誠一郎さん。
数年前までは同法人の初台リハビリテーション病院の副院長をされており、
今は法人全体で500名を超えるセラピスト(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)をはじめとして、
病院スタッフの教育と人事を担っています。
また他にも、回復期リハビリテーション病棟協会の理事(PTOTST委員長)など、
多様な団体で役員を務められています。
山中さんは、山田理事長が教員時代の教え子(担任)ということもあり、
山田理事長も交えて社医学時代の思い出や現在の仕事に対する想いを伺ってきました。
話し手:
山中 誠一郎 さん/理学療法学科夜間部卒業生
医療法人社団 輝生会本部 回復期支援部部長
祖母が病院事務で働いていて、高校生の頃に理学療法士という仕事があることを聞いていましたが、その時はまだ自身の仕事として目指すまでの興味はわかず、同級生たちと同じようになんとなく大学へ進学しました。
大学では経済学部を卒業したのですが、就職活動を続ける中、あらためて自身の将来の仕事を本気で検討するにあたり、理学療法士という仕事があったことを思い出し、就職活動のかたわらに病院のリハビリテーション科見学を自主的に行っていました。
そうして理学療法士の仕事を目の当たりにしていくうちに、会社務めよりもリハビリテーションに携わる仕事の方が、自身でイメージが湧いたことがきっかけです。
大学卒業してから理学療法士の資格取得を目指したため、これ以上親に迷惑をかけるわけにはいかず、昼間仕事をして学費を稼ぎながら勉強できて、自宅から通える社医学を志望しました。

いいえ、1時間30分ぐらいかけて通っていました。
正直大変でした。今振り返ってみても人生で一番忙しかった4年間でしたが、とにかく充実しまくりでした。
月曜日から金曜日までは、昼間8:30~16:30病院でリハ科の助手や児童施設で働いて、そのまま社医学で授業を受けていました。
そして、土曜日は地元で立ち上げた少年ラグビーチームのコーチ、さらに日曜日は高校から続けていたアメリカンフットボールの草社会人チームの練習や試合に参加と、何も用事のない休日は1年間で正月の数日しかないような生活が4年間続きました。
21:10に夜間部の授業が終了してから、講堂でタッチラグビー部(当時活動していたサークル)の練習、そのあとみんなでご飯を食べてから家に帰るのは日付を回ったころになるなんてこともざらにありました。
そうですね。ただ、社医学に入学する当初は大学生活を終えてからの決断だったため、正直「資格をとるためだけに夜間学校に通う=夜授業に出てただ帰る」くらいの気持ちで入学式を迎えたのを覚えています。
ところが、いざ入学してみると、やっぱり学校生活は楽しくて。1年生の時にタッチラグビー部が発足して気の合う仲間と入部して活動していました。

やっぱり気の合う仲間に恵まれたのが一番です。社医学に入ってから一生ものの友人ができるとは思ってもみませんでした。
本当に目まぐるしい4年間でしたが、なんだかんだ社医学生活が楽しかったんだと思います。この仲間は今でも付き合いが継続していますし、いい意味で腐れ縁として生涯続いていくと思います。
試験が近づくとアルバイト先のリハビリテーション室のホットパックや牽引機器(リハビリテーションの使用する機器)の周りに付箋を貼りまくって、解剖・生理・運動学を暗記していました。
当時は学校の試験のために病院でのバイトを休むことは考えていなかったので、患者さんたちに「山中くん、また試験があるのね、頑張ってね」なんて言われて、応援してもらっていたのをよく覚えています。
最初は他の病院で理学療法士として働いていました。
そんな中で当時の社医学の仲間がここ(初台リハビリテーション病院)の立ち上げから携わっていて、こんな病院があるよということで紹介されて見学に来たのがきっかけです。
当時、回復期リハビリテーションの専門病院というのはとても珍しく、見学に来た際に目の当たりにした施設の充実さや、輝生会の創設者で会長を務められた石川誠医師の理念に共感して、こちらで働かせてもらうことになりました。
とはいっても、こんなに長く働いているとは思ってもいなかったですし、とにかく目の前のことを一生懸命にやっていたら、気づいたら管理職になっていました。

やはりどこに行っても先輩がいる、ということでしょうか。
身近な先輩や部門長、リハ課長など、頼りになる存在がいたるところにいることは安心感ややりがいにつながったと思います。
元来怠け者でもあるので、「至誠天に通ず」という言葉を胸に、目の前のことに誠意を尽くして一生懸命取り組むことを大事にしています。
私たちとは世代も違えば考え方も違うのは当然の事ですので、例えば「〇〇世代」のように、ひとくくりにしてしまうのではなく、スタッフ一人ひとりの個々にしっかりと向かい合って関わることを大切にしています。
理学療法士はとてもやりがいのある仕事です。患者さんやサービス利用者、対象者から直接感謝の言葉を頂けることは何よりのモチベーションになります。
また資格を生かして教育や社会貢献に携われる機会も少なくありません。組織の中では、管理や経営の職に就くチャンスもあります。
そのような中、社医学の自由な雰囲気や自主性が自然と伸びる風土(特に夜間部?!)は、理学療法士人生をスタートする上でとても良い経験になると思います。
【参考リンク】
医療法人社団 輝生会 https://www.kiseikai-reha.com/
初台リハビリテーション病院 https://www.hatsudai-reha.or.jp/
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