「将来はスポーツに関わる仕事がしたい」「今まで選手として全力で取り組んだから、今度はサポートする側として選手を支えたい」とお考えのみなさん、こんな疑問を持ったことはありませんか?
理学療法士とスポーツトレーナーって似ている気がするけど、どう違うの?
そこで、社医学の理学療法学科教員で車いすラグビー日本代表のトレーナーを務める藤川先生に、理学療法士とスポーツトレーナーの違いを教えていただきました!
資格について
最も大きな違いが、国家資格かどうかです。
理学療法士は国家資格であり、専門学校などの養成校を卒業して国家試験に合格すると資格を取得できます。
スポーツトレーナーは国家資格ではないので、無資格でも働くことはできます。とはいえ医学やスポーツなどの専門的知識は必要で、多くの人は日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーなどの民間資格や、理学療法士、鍼灸師などの国家資格を取得し、その知識や技術を活かして働いています。
仕事内容について
支援する段階や仕事内容に違いがあります。
スポーツ分野での理学療法士は、けがをしたスポーツ選手に対して、けがの発症後すぐから日常生活や競技への復帰のためのリハビリテーション、けがの再発予防、コンディショニングなどを行います。
さらに、スポーツ医学、トレーニング理論、競技特性などさまざまな知識や技術を身につければ、選手をけがの発症から競技復帰、更なるレベルアップまでトータルで支えることができるようになります。
一方、スポーツトレーナーは、スポーツ選手などに対して、身体機能を高めてより高いレベルでパフォーマンスを発揮できるようにするためのトレーニング指導、健康管理、コンディショニングなどを行います。
スポーツ分野で活躍する社医学の理学療法士
今回お話を伺った藤川先生は、車いすラグビー日本代表のトレーナーとして活躍しています。
車いすラグビー日本代表は、東京2020パラリンピックで銅メダル、2022 CANADA CUPでは初優勝を飾り、世界ランキング1位を獲得しました!
代表選手のみなさんや藤川先生の今後の活躍にぜひご注目ください!
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