現在、小金井市にある3つの公園(梶野公園、栗山公園、三楽公園)において、インクルーシブデザインに配慮した遊び場や菜園の整備が進められています。
これは、「小金井みんなの公園プロジェクト“play here”」というプロジェクトが中心となって進めており、その中心メンバーとして本校理学療法学科学科長補佐の中山 雅和先生も携わっています。
この度、そのガイドライン「小金井市インクルーシブデザインに配慮した公園活用ガイドラインのご紹介」が策定され小金井市のホームページに掲載されています。
本校理学療法学科中山先生のコメントも掲載されていますので、合わせて紹介させていただきます。下記のリンクよりご覧ください。
小金井市インクルーシブデザインに配慮した公園活用ガイドラインを策定しました(小金井市ホームページ)
以下、「小金井市インクルーシブデザインに配慮した公園活用ガイドライン(PDF)」より引用です。
◆「小金井みんなの公園プロジェクト“play here”」とは
公園を、障がいのあるなしに関わらず誰もが自由に遊べる場所にもっとしていきたい…
しかし実際には、障がいや見た目・言語の違い、現代社会における人とのつながりの希薄化などにより、様々な理由で“公園に行けない”、“公園に居づらい”という人が一定数います。
本プロジェクトは、そのような人々が感じるハード・ソフト両面のバリアを取り除きながら、公園を、誰もが「ここで遊ぼう!」とわくわくする場所にしていくプロジェクトであり、本来の、誰もが「ここに居て良い場所」に再生していくことで、小金井市における共生社会の実現を目指していくプロジェクトです。
本ガイドラインは小金井市における共生社会の実現に繋げる役割の一環として非常に重要なもの
であると認識しています。
時代の変化とともに公園本来の役割が希薄になり、地域に住む人々の交流の場が減少してきてい
る中で、まさに『地域再生の拠点』と『人と人の繋がりを作る場』として、本プロジェクトは大き
な役割を果たすと思います。
ガイドラインにもあるように、公園整備は遊具だけを整えられれば良いものではなく、トイレな
どの公共設備や公園までのアクセスなど様々な要素を包括的に考えていく事が重要です。
また、その対象は子どもだけでなく、地域社会で暮らすすべての人が活用できる『全世代に対応
した公園』を作っていく事が本当の意味でのインクルーシブであると考えます。
それを作るためには行政など特定の人の力だけでは難しく、地域に住む皆で一緒に作り上げてい
くことが必要です。
公園を中心とした地域連携や助け合いや人の関りが、相互理解を育んでいく社会を実現する一助
となることを期待します。
専門学校 社会医学技術学院 理学療法学科 学科長補佐 中山 雅和
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