ごあいさつ

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社会に貢献できる人材を輩出する学校であり続ける

2022年5月30日より、宮武剛前理事長の後任として、専門学校社会医学技術学院を運営する学校法人日本リハビリテーション学舎の理事長に就任いたしました。
私自身も当学院の卒業生であり、大学病院での臨床経験を経て、約40年前に理学療法学科の教員として入職いたしました。 途中2年ほど海外におりましたが、それ以外は当学院の教員として勤務し、2022年3月まで8年ほど学院長を務めました。 キャリアのほとんどを当学院で積んできたことになります。
約50年前、専門学校社会医学技術学院は、創立者である下河辺征平先生と渡辺昭二先生の熱い志のもとに設立されました。 それから現在まで、多くの高名な、深い学識のある方々によって運営され、理学療法士・作業療法士養成校としての社会的信頼を得てまいりました。 その皆様の後を引き継ぐことは大きなプレッシャーでありますが、日本各地で活躍する当学院卒業生の代表として、創立者の志を次代に伝えていく所存です。
関係各位のお力添えの下、時代のニーズを取り込みながら、これからも社会に貢献できる人材を輩出する学校であり続けるよう努めてまいります。

山田 千鶴子

学校法人日本リハビリテーション学舎 理事長

山田 千鶴子

痛みや苦しみにも共感できる人材育成を目指して

たとえコロナ禍であろうとも、医療や介護現場において、ことにリハビリテーションのように個々の患者さんのニーズに応じた治療は、さまざまなことが遠隔で行われるようになっても、すべてというわけにはいきません。理学療法も作業療法も手を取り足を取り、それぞれの患者さんの様子をつぶさに観察しながら、臨機応変な対応も望まれる仕事ということができましょう。
私は、このような仕事について40数年が経ちました。教員をしている間は週に1回程度、臨床の現場に赴いて仕事をさせていただいてきました。振り返れば患者さんのそばにいられることが好きで、患者さんの「よくなってきたよ」とか「身の回りのことができるようになったよ」という言葉がとても励みになっていました。
重度の障害があって問題をどのように解決したらよいか、悩むこともしばしばです。それでも関連する職種に相談しながら幅広く考え対応してきました。時にはあきらめなければならないこともあります。患者さんと一緒に落ち込むこともありますが、多くのスタッフとともに支えているという実感が、この仕事を続けてこられた要因であると感じています。
現在、わが国は超高齢社会であり、理学療法士・作業療法士の力を必要としている方がたくさんいらっしゃいます。病院や施設ばかりでなく、在宅にもリハビリテーションを必要としている方がいます。これらすべての方々に寄り添い、痛みや苦しみ、喜びに共感できる人材の育成に努めてまいります。

浅沼 辰志

専門学校社会医学技術学院 学院長

浅沼 辰志